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今回はですね、解体工事の見積もりの際の現地調査の流れについて解説していきたいと思います。解体工事は、まず見積もりのための現地調査から始まることが多いです。

しかし、

  • どれくらい時間がかかるのか
  • 何をすればいいのか
  • 何を見ているのか

といった不明点や不安も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、現地調査が実際にどんな流れで進むのか、どこをチェックしているのかを分かりやすく解説していきたいと思います。

現地調査はなぜ必要なのか?

工事の見積もりの時は必ず現地調査をしていますね。そもそも見積もりって電話やLINEでもできると思うんですけれども、それでも現地調査って必要なんですか?

確かにですね、電話やLINEでも大まかなイメージをもとに簡易見積もりっていうのはできるんですけれども、正確な費用や工事内容を出すには 現地調査は絶対に必要 なんですね。なぜなら、建物の構造とか、周辺の道幅とか、重機が入れるかどうか、そして残置物があるかないかなど、現地を見ないと分からないことが多くあります。

お客様の方で図面や資料、他社の見積もり書をご準備されても、その解体業者の持つ重機や機材によって工事内容っていうのは変わってくる可能性がございます。そして現地調査の目的というのは、見積もりと工事の安全性の確保のために、物件の状態や周辺の状況を正確に把握するということがキーポイントになるんですね。

解体工事で言えば、まずはどこを解体するかという解体範囲の確認、そしてどんな作業や重機が必要になるか、また周囲への影響やリスクはないかもチェックしております。

なるほど。見積もりを正確にするだけじゃなくて、安全面も見てるんですね。

そうなんですよね。現地調査をせずに工事を進める業者というのもたまにいますけれども、見積もりに誤差が出てしまって後から「追加でいただけないですか?」とか、工事の事故や周辺トラブルにつながっていくリスクが高くなりますので、現地調査というのはなるべくした方がいいんです。

逆にですね、誠実な業者というのは現地調査の大切さを理解しております。現地調査は、見積もりの正確さ、工事の安全性、そして工事のスムーズさ、すべてに関わってきますので、手間はかかりますけども、正確な金額が出るかなというふうに感じております。

現地調査は実はお客様にもとてもメリットがあるんですね。

そうですね。さらに、業者が訪問する時に、その人の人柄とか態度とかを見て確認することができます。ホームページや過去の実績だけでは、その業者の態度を測ることは難しいですね。やはり顔を合わせることで、その業者の態度とか人柄、コミュニケーション能力などをチェックすることができます。

粗暴な態度を取る業者は、工事も乱暴で粗雑で雑、という業者が多いものですから、そういった業者を選ぶのはNGかなというふうに思います。さらに解体工事の流れなど質問できるため、さまざまな疑問が解決して、安心して工事を進められる安心感を作れる、というのが大事だと思います。

現地調査にかかる所要時間は?

まず、現地調査にかかる所要時間ですけれども、標準的な住宅というのは30分かからないかなというところですね。ただ、建物が大きかったり残置物の量が多い場合は1時間くらいかかることもありますから、概ね1時間取っておけば十分ですね。

お客様のご都合が取れない場合は、鍵をお受け取りして業者だけで進めることも可能ですけれども、やはり詳細を確認するためには可能な限り業者と顔を合わせて詳細をすり合わせることをお勧めしております。

ここからは現地調査の流れを大まかに6つのステップで進んでまいりたいと思います。

1つ目:ご挨拶・ヒアリング

どんな建物なのか、取り壊す理由や残したい設備があるかをお聞きしていきます。

2つ目:建物の確認

建物の大きさ、木造なのかRCなのか、鉄骨造なのかなど、構造の違いを確認します。
また、樹木がいっぱいあったり外構があるかなど、不明点も見ていきます。

3つ目:敷地や道路の確認

重機やトラックが現場に入れるかどうか、道路幅や電線の状況などをチェックしております。

4つ目:周囲の状況確認

隣地との距離、音・粉じん対策が必要かを確認します。

5つ目:残置物の確認

家具や家電が残っている場合、それらの撤去が必要かどうか判断します。

6つ目:見積もり提出期限の提示

最後に業者から見積もりの提出期限が提示され、終了となります。

特に重要なのは、重機やトラックが入るかどうかと、隣の家との距離や設置状況です。こればかりは現地に行ってチェックしないと判断が難しいことが多々ありますので、ここによって金額も大きく変わってきます。

現地調査でチェックするポイント

なるほど。いずれも工事に関わる重要なことですね。先ほどいくつかの要素で工事費用が変わってくるということでしたが、具体的に業者はどういった点をチェックして見積もりを行っているのでしょうか?

細かいポイントは多々ありますが、大まかにはこちらの7つのチェックポイントがございます。

1つ目:建物の構造・大きさ・アスベストの有無

木造、軽量鉄骨造、鉄筋コンクリート造などをチェックします。建物の大きさも測ります。さらに最近は、屋根材や外壁材にアスベストが含まれている可能性があるため、このチェックも欠かせません。

木造の場合、アスベスト除去はレベル3が多く、屋根材・外壁サイディングに含まれていれば 10万〜30万円の追加費用 がかかることもあります。鉄骨やRC造に吹き付けがある場合は、レベル1対応となり 数百万円 というケースもございます。

2つ目:道路状況と重機の搬入経路

道路が狭かったり一方通行だと、大型重機が入れず 小型重機での作業に変更 になることがあります。また、交通量が多い道路に面している場合、安全のために 交通誘導員を配置 する必要があり、1人1日 2万円以上、数日続けば 数十万円 の追加費用になる場合があります。

3つ目:隣地との境界・外構

ブロック塀やフェンスなど、隣地との境界にある構造物がどちらの所有物か明確にしておかないと、壊してはいけないものまで壊してしまい、トラブルに繋がる可能性があります。

4つ目:トラックの配置と産廃の搬出ルート

解体で出た産業廃棄物はトラックで搬出します。敷地内に止められない場合、近隣に駐車して運搬するため、人員が増えて追加費用(10〜20万円) になることも。道路の一部を使う場合は 道路使用許可 が必要です。

5つ目:ライフラインと浄化槽

電線・ガス・水道の引き込み状況をチェックします。適切に処理しておかないと、解体中の事故や漏水・ガス漏れの原因になります。昔ながらの住宅では 浄化槽が地下に残っている ことが多く、撤去が必要になります(10〜20万円の追加)。

6つ目:付帯物と外周りの確認

ベランダ、ウッドデッキ、太陽光パネル、カー ポート、物置など、すべて別途解体・撤去費用がかかります。

7つ目:室内の残置物の有無

家具・家電が残っている場合、解体業者で処分しますが 産業廃棄物扱い になるため割高です。費用を抑えるなら、ご自身でできるかぎりゴミを減らしておくのがポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。解体工事の現地調査は、正確な見積もり、、安全な工事、トラブル防止のために 絶対に必要 です。解体をご検討中の方は、まずは信頼できる業者に 無料の現地調査・無料見積もり を依頼してみることをお勧めします。

もちろんウラシコでもお気軽にご連絡いただければ、笑顔の絶えないスタッフが伺わせていただきます。