古くなったフェンスが傾いてきた、サビが目立つようになってきた。そんなとき「そろそろ解体したほうがいいのかな」と考え始める方は多いのではないでしょうか。車の出し入れがしにくくなった、防犯のために新しいフェンスに替えたいなど、フェンス解体の理由はさまざま。

ただ、いざ解体を考えると「費用はどのくらいかかるんだろう」「自分でもできるのかな」「業者に頼むと高いのでは」といった不安が出てくるのではないでしょうか。今回はフェンスの解体にかかる費用の相場から部材ごとの目安、DIYで行う場合の注意点、トラブルを防ぐためのポイントまで、わかりやすくお伝えします。

フェンス解体の一般的な費用相場

フェンス解体の一般的な費用相場

まず気になるのは「実際にいくらかかるのか」という点ですよね。一般的な住宅のフェンス解体では、次のような金額が目安になります。

  • 部分的な撤去(1〜数スパン): 5万〜8万円
  • 敷地全体の撤去: 10万〜20万円前後

この金額に幅があるのは、フェンスの素材や長さ、基礎の状態など、現場の条件によって必要な作業内容が変わるためです。

門、塀、土間などの外構設備の撤去費用の詳細はこちらのページをご参照ください。

 

費用に影響する主な要素

フェンスの部材

アルミは軽量で撤去しやすい一方、鋳物フェンスなどは重量があり切断にも手間がかかるため、費用が高くなる傾向があります。

長さと高さ

フェンスが長いほど、また高さがあるほど作業量が増えるため、それに応じて費用も上がります。

ブロック基礎の有無

ブロック塀の上にフェンスが設置されている場合、コンクリートを削る「はつり作業」が必要になるため、費用が大きく変わってきます。

作業環境

道路が狭い、庭に機材が入りにくいなど、作業がしづらい現場では時間と人手がかかるため、見積もりが高くなることがあります。

部材別に見る解体費用の目安

 

フェンスに使われている部材によって、撤去のしやすさが大きく異なります。ここでは代表的な部材と、それぞれの解体費用の目安をご紹介します。

部材 特徴 解体費の目安(1mあたり)
アルミ 軽量で扱いやすく、錆びにくい 約4,000〜7,000円
スチール(メッシュ) 丈夫だが錆びやすい 約5,000〜8,000円
木製 劣化すると折れやすくなる 約3,000〜5,000円
樹脂 軽量だが耐久性はやや劣る 約3,000〜5,000円
鋳物 重量があり作業に手間がかかる 約6,000〜8,000円

それぞれの部材の特徴

アルミフェンス:住宅で最も多く使われているタイプです。軽くて切断もしやすいため、比較的リーズナブルに解体できます。

スチールフェンス(メッシュ):硬くて錆びやすい性質があるため、切断作業に時間がかかる場合があります。

木製フェンス:経年劣化で腐食している場合、解体時に割れてしまい、作業量が増えることがあります。

鋳物フェンス:とても重いため持ち上げにくく、切断作業も大変です。そのため解体費用は高めになりやすい素材です。

ブロック基礎の有無で費用は大きく変わる

ブロック基礎の有無で費用は大きく変わる

フェンス解体で特に費用に影響するのが「ブロック基礎があるかどうか」という点です。多くの住宅では、3〜4段程度のブロック塀の上にフェンスが固定されています。この場合、支柱を引き抜くだけでなく、コンクリートを削る「はつり作業」が必要になります。

ブロック基礎を解体する際の主な作業

  • 電動ハンマーでコンクリートを削る
  • 内部の鉄筋を切断する
  • 破片が飛び散らないよう養生シートで保護する
  • 解体後の表面をモルタルで補修する

基礎があるかどうかで、数万円単位の差が出ることも珍しくありません。

DIYでフェンス解体はできる?注意すべき点

フェンスが軽い部材の場合、「自分で外せるかも」と考える方もいらっしゃるかもしれません。ただ、実際のところDIYでのフェンス解体は難易度が高いといえます。

産業廃棄物の処分

フェンス本体やコンクリート片は、自治体の一般ゴミとして処分できません。すべて「産業廃棄物」に分類されるため、解体業者や産廃業者に引き取ってもらう必要があります。一般の方が対応するには手間も費用もかかり、結果的に「最初から業者に頼んだほうが早かった」となるケースが多いのです。

はつり作業の危険性

ブロック塀を撤去する際は、電動工具を使ったはつり作業が必要です。破片が飛び散るため、怪我のリスクもあります。また鉄筋が入ったブロックは非常に壊れにくく、経験のない方が作業すると想像以上に時間がかかってしまいます。

よくある不安とトラブルを防ぐポイント

よくある不安とトラブルを防ぐポイント

フェンス解体では、費用以外にも気になることがあるかと思います。ここでは代表的な不安と、その対策をご紹介します。

隣地や境界線に関するトラブル

  • フェンスがどちらの所有物なのか、事前に確認しておく
  • 境界線上に建っている場合は、必ず隣家に説明し相談する
  • 解体作業で隣家の敷地に入る必要がある場合は、事前に許可を得る

境界に関する問題はトラブルになりやすいため、事前のコミュニケーションがとても大切です。

騒音や作業時間について

  • 一般的な解体作業は半日〜2日程度で完了します
  • 電動工具を使うため、ある程度の騒音は避けられません
  • 事前に近隣の方へひと声かけておくと、安心してもらえます

作業スペースが狭い場合

次のような現場では、作業に時間がかかるため見積もりが高くなる可能性があります。

  • 庭が狭い
  • 道路が細い
  • 搬出経路が複雑

このような条件がある場合は、見積もり時に業者へ伝えておくとスムーズです。

迷ったら専門業者に相談を!

迷ったら専門業者に相談を

フェンス解体の費用は、素材や長さ、基礎の有無などによって大きく変わります。一見するとDIYでもできそうに思えますが、産廃処分の難しさや危険な作業を考えると、プロに依頼するほうが安全で確実です。

「うちの場合はどのくらいかかるんだろう」と悩んでいる方は、現場の写真をもとに簡易見積もりをしてくれる解体業者に相談してみると安心です。相場を知るために複数の業者に見積もり依頼をしましょう。

もちろん、私たちウラシコにもお気軽にご相談ください。