家の解体期間は、建物の構造(木造・鉄骨造・RC造など)や大きさ、立地条件、周辺環境によって大きく変わります。

同じ30坪の住宅であっても、条件次第で数日で終わるケースもあれば、2週間以上かかることもあります。相続した実家や引っ越しのために住まなくなった家をどうするか考えたとき、解体工事を考える人は少なくありません。

今回は家の解体工事にかかる期間の目安を、構造別・規模別に解説します。あわせて、工期が延びやすいケースや、スムーズに進めるためのポイントも紹介しますので、参考になれば幸いです。

家の解体工事にかかる期間はどれくらい?

家の解体工事と聞くと、数週間から数か月かかるのではとイメージする方も多いと思います。一般的な一戸建て住宅の場合、解体工事そのものにかかる期間はおおよそ4日から2週間程度が目安です。

構造 期間の目安 期間が変動する主な理由 注意点
木造住宅 1週間前後 木材中心で解体手順が比較的シンプルなため、作業が進みやすい 古い家は木材の劣化で危険が増し、慎重な作業が必要になって日数が延びることがある
鉄骨造住宅 11日〜14日程度 骨組みが頑丈で、鉄の切断・取り外し工程が増えるため時間がかかりやすい 作業音・振動が大きくなりやすく、近隣配慮で作業時間が制限されて期間が延びる場合がある
鉄筋コンクリート(RC造) 最も時間がかかる(規模により変動) 構造が非常に強固で解体負荷が高い。粉じん・騒音対策など事前準備にも手間がかかる 解体作業だけでなく、養生・散水・安全対策など準備工程の影響で工期が伸びやすい

30坪前後の一般的な住宅の場合

30坪前後の住宅は、一軒家でよく見られるサイズです。この規模であれば、木造住宅の場合は1週間前後、鉄骨造でも2週間前後で工事が完了します。作業スペースが確保しやすい立地であれば、さらにスムーズに進みます。

50坪以上・2階建て以上の住宅の場合

50坪以上の住宅や2階建て以上の建物では、解体期間が長くなります。建物が大きい分、重機や作業工程が増え、工事期間は2週間以上になることもあります。

工事が始まる前後で「期間」は2つに分かれる

解体工事の期間を考える際に注意したいのが、「工事期間」と「準備期間」を分けて考えるようにしましょう。

実際に建物を壊している期間は短くても、着工までには見積もり、日程調整、役所への手続きなどが必要になります。これらの準備に数週間かかることも珍しくありません。さらに、工事完了後にも整地や確認作業があります。

【構造別】家の解体工事にかかる期間の目安

空家解体にかかる期間

家の解体工事の期間は、建物の構造によって大きく左右されます。木造なのか、鉄骨造なのか、あるいは鉄筋コンクリート造なのかによって、使う重機や作業の手順が変わるためです。

木造住宅の解体期間

木造住宅は、日本の一戸建てで最も多い構造です。基本的に木を使って作られているため、解体作業はスムーズに進みやすく、工事期間も短めになります。一般的な広さの木造住宅であれば、工事期間は1週間前後が目安です。

ただし、古い家の場合は木材の劣化により危険を伴うため慎重な工事が必要になることもあり、その分日数が延びることがあります。

鉄骨造住宅の解体期間

鉄骨造の住宅は、木造に比べて骨組みが頑丈なため、解体にやや時間がかかります。鉄を切断したり取り外したりする工程が増えるため、工事期間は11日から14日程度を見ておくと安心です。

また、作業音や振動が大きくなりやすいため、周囲への配慮から作業時間が制限され、結果として期間が延びるケースもあります。

鉄筋コンクリート(RC造)の解体期間

鉄筋コンクリート造の建物は、非常に強固な構造をしているため、解体には最も時間がかかります。また、粉じん対策や騒音対策も必要となるため、解体作業に加えて工事の準備にも時間と人手が必要です。

解体工事の期間が延びやすいケース

実家解体にかかる期間

近隣との距離が近い住宅

住宅が密集しているエリアでは、解体工事に配慮が求められます。騒音や振動、ほこりの対策として、作業時間を制限したり、養生作業に時間をかけたりします。その結果、一日に進められる解体工事作業が少なくなり、全体の期間が延びるのです。

残置物が多い場合

特に相続した家の場合、家具や家電、思い出の品などが多く残っています。これらを整理せずに解体業者へ依頼した場合、処分作業が追加され、その分日数がかかります。

役所への手続きが遅れた場合

解体工事には、役所への届け出が必要です。この手続きが遅れると、工事自体を始められず、結果として全体のスケジュールが後ろ倒しになります。書類手続きは後回しになりがちなので注意が必要です。

解体工事をスムーズに終わらせるためにやるべきこと

家の解体にかかる期間

早めに解体業者へ相談する

まずは何よりも解体工事について早めに相談することで、全体の流れや必要な期間が明確になり無理のないスケジュールを組みやすくなります。また、必要な手続きや準備も事前に把握できるため、結果的に解体工事を早く終わらせることにつながります。

家解体に関する書類手続きは最速で

工事にスムーズに取り掛かるには、書類手続きを早めに進めておくことが重要です。相続した家の場合は、相続人同士で事前に情報を共有しておきましょう。そうすることで、後のトラブル防止にもつながり、結果的に解体工事へスムーズに取り掛かれます。

ライフラインの停止・撤去を済ませておく

電気・ガス・水道・インターネットなどのライフラインは、事前に停止や撤去の手続きを行いましょう。手続きが遅れると、解体作業を開始できません。また生活インフラの他にも保険などの抵当に入っていることもあります。これらの手続でもレがないように早めに準備をはじめて繰り返し見直しましょう。

まとめ

空家解体業者

家の解体工事にかかる期間は、構造や規模、準備状況によって変わりますが、目安を知ることでスムーズに家の解体工事に取り掛かれます。

まずは家族とどのようにするのか話し合い、解体業者へ相談してみましょう。早めに情報を集め、無理のない計画を立てることが、後悔しない選択につながります。

親族間で話がまとまったら、早めに解体工事業者に相談を進めましょう。もちろん、私たちウラシコにもお気軽にご相談ください。