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皆さんこんにちは!ウラシコです!

今回は、解体工事で最も多いトラブルのひとつである「地中埋設物(地中に埋まっているもの)」について解説します。解体工事や造成工事で地面を掘ってみたら、地中からコンクリートの塊が出てきた――そんな話を聞いたことはないでしょうか。

地中埋設物は、実際に掘ってみないと分からないうえ、撤去費用が高くなりやすく、トラブルにつながりやすいポイントです。そこで今回は、地中埋設物が見つかったときにどう対処すべきかを、依頼者側・業者側それぞれの視点で分かりやすく解説していきます。

地中埋設物について

地中埋設物とは?

地中埋設物とは?

地中埋設物とは、一言で言えば地面の中に埋まっているゴミや不要物のことです。例えば、昔の基礎コンクリート、浄化槽、ガラ、タイルなどが該当します。

なぜそのようなものが埋まっているのかというと、昔の工事では、基礎を掘った穴に廃材を埋めてしまうなど、処分方法が十分に管理されていなかった時代があったためです。その結果、現在になって基礎工事などで掘ってみると、大量のゴミが出てくるケースがあります。

これは、昔の工事ルールが曖昧だった時代の負の遺産といえます。

なぜ地中埋設物は追加費用になりやすいのか

「見積もりに入っていないの?」と思う方も多いですが、地中のものは解体して掘ってみないと分からないのが実情です。そのため、多くの業者では「地中埋設物が発生した場合は追加費用」という扱いになっています。

レーダーなどで事前調査を行うことも可能ですが、建物が残った状態では難しい場合があり、さらに調査費用もかかります。このため、実際には基礎工事で掘り進めるタイミングまで調査を行わず、発見後に追加費用が発生する流れになることが多いです。

見つかった埋設物をそのままにできない理由

地中埋設物が見つかった場合、ほとんどのケースで撤去が必要です。理由は主に以下の3つです。

  • 新築時の基礎工事の障害になる
  • 放置すると地盤が弱くなる
  • 土地売却時のトラブルにつながりやすい

特に、売却後に埋設物が見つかった場合、撤去費用を売主が負担するケースもあり、裁判に発展することもあります。

地中埋設物の撤去方法

地中埋設物の撤去

地中埋設物の撤去方法は、種類や土地の使い方によって変わります。コンクリートガラや木片、瓦などの細かいゴミは一つずつ取るのが難しいため、埋まっている部分の土をまとめて掘り起こします。

掘り上げた土は“トロンメル”という機械で土とゴミに分け、土だけを埋め戻すのが一般的です。分離したゴミは、人力で仕分けて産廃として処分します。

トロンメル

画像出典:徳光建機株式会社様

この工法でも対処できないレベルの細かいゴミの場合は、土の層ごとすべて廃棄して、土そのものを入れ替えることもあります。

一方で、基礎杭のような大きな埋設物は個別に撤去します。基礎杭に関しては、地面の上に影響がないと判断された場合などは、地表近くでカットして下の部分を残す方法を取ることもあります。

大きな埋設物は個別に撤去

ただし、土地を売却する場合は“杭を残している”ことを重要事項として買主に説明し、書面にも明記する必要があります。

地中埋設物トラブルを防ぐ3つのポイント

地中埋設物トラブル

①見積書に地中埋設物の扱いが明記されているか確認する

契約前に最も重要なポイントです。解体工事の見積りの際に地中埋没物の扱いの記載があるか、必ずチェックしましょう。

  • 埋設物は“見積りに含まれない”と書いてあるか
  • 出た場合の追加費用の請求の流れの説明はあるか

これらが曖昧なまま契約すると、あとで確実に揉めます。見積もりの段階でしっかりチェックしましょう。

②埋設物が見つかったら、その場で必ず作業を止めてもらう

地中埋設物が見つかったときに、業者が勝手に作業を進めることがトラブルの原因です。

そのため、「見つかったら必ず作業をストップして、追加の請求書を用意して説明してださい」と事前に伝えておきましょう。口頭ではなく、見積書や書面などで必ず証拠を残しておきましょう。

③地中埋没物の有無や状態を写真・動画・追加請求書で必ず確認する

撤去前に写真・動画で必ず確認しましょう。自分の目で確認できれば、不安や誤解がなくなります。加費用は“根拠付き”で説明を受けましょう。どんな種類の埋設物なのか、どれくらいの量か、どんな方法で撤去するのか、どの処分場に持っていくのか、マニフェストが出るか、などを確認しましょう。

そして、工事着手前に追加費用の請求書は必ず発行してもらってください。場合によっては、地中埋没物の処分だけ別の業者と相見積もりをかけても全く問題ありません。

まとめ

地中埋設物の撤去業者

もう一度まとめると地中埋没物のトラブルを避けるポイントは、

  • 1つ目、見積書に“地中埋設物の扱い”が明記されているか必ず確認する。
  • 2つ目、埋設物が見つかったら、必ず作業を止めてもらうことを伝える
  • 3つ目、埋設物の状態を写真・動画・追加見積りで必ず確認する。

この3つを押さえておけば、大きなトラブルは防げます。

地中埋設物は、どんな現場でも起こり得ます。そのため、大切なのは、事前にルールを明確にしておくこと、見つかった時に慌てず、正しい手順で進めることです。

ウラシコでは、地中埋没物の適切な確認、丁寧な説明、詳細な見積りを徹底しています。さらに、すべての工程を写真・動画で共有し、安心して工事を任せていただける体制を整えています。

解体工事はぜひウラシコにお任せください。ありがとうございました。